本日の酒蔵店長

西岡本店の八代目当主・西岡勇一郎さん
若い世代にも大人気!写真右が西岡さん

関東の名峰・筑波山のふもとで、天明2(1782)年から続く西岡本店。筑波山から吹きおろす風が育む良質の米、花崗岩地帯に浸透したミネラル分が豊富な水を大切に、酒造りをしています。

地元の県立真壁高校と一緒に酒米作りを行ったり、地域の神社で収穫された古代米でお神酒を醸したり、地域密着型の取り組みにも力を入れています。

一日店長として立った八代目当主・西岡勇一郎さんは、実はお酒にあまり強くないそう。「命がけで美味しいお酒を醸しています」と人懐っこい笑顔を浮かべます。

◆西岡本店についてもっと知りたい!というあなたはこちらもチェック!

Event Report!

おすすめの日本酒教えて!

左から「花の井 熟成純米酒 泥棒猫ラベル」「純米大吟醸原酒 明笑輝」「純米吟醸原酒 明笑輝」「花の井 古代米のお酒」

今回は「花の井 熟成純米酒 鳥獣戯画ラベルシリーズ」から、一番スタンダードな特別純米酒「泥棒猫ラベル」のほか、3本をご用意。「泥棒猫ラベル」は食用米のコシヒカリを使って熟成させた、しっかりとした旨味のお酒。これからの季節は燗で楽しみたい銘柄です。

純米大吟醸原酒 明笑輝

地元の県立真壁高校の生徒と作った山田錦を使った一本。すっきりと飲める辛口のお酒。

純米吟醸原酒 明笑輝

こちらも原料はやはり県立真壁高校の生徒と作ったコシヒカリ。辛口ながらお米の旨みがたっぷりと感じられます。

③花の井 古代米のお酒

この日の一番人気は、蜂蜜のような甘さがあるこのお酒。アルコール分が8%と飲みやすく、「日本酒じゃないみたい!」と驚くお客様が続出していました。原料は、1000年以上の歴史がある茨城県桜川市の五所駒瀧神社(ごしょこまがたきじんじゃ)で収穫されたご古代米。境内の棚田でアヒルを田んぼに放ち、雑草や害虫駆除をさせる「アヒル農法」により無農薬栽培された米で醸しています。

「日本酒初心者へのおすすめは?」との質問に西岡さんは、甘い「3」から入り、サラッとした辛口の「1」、飲みごたえのある「2」の順で飲むことを提案していました。

 

お酒造りのこと教えて!

地元高校との協業などのドラマとともに、極上の日本酒を提供

「Bar農!」で2銘柄を楽しめる「明笑輝」の酒米は、いずれも県立真壁高校の農業科の生徒と共に作ったもの。生徒たちが採算度外視で一生懸命作っているにも関わらず、かつてそのお米は高校内でしか販売されていませんでした。それをもったいないと思った西岡さんが声をかけ、コラボレーションが実現。

最初はコシヒカリを作っていましたが、高校側から「酒米も栽培してみたい」と申し出があり、山田錦も栽培するように。生徒たちは勉強を重ね、難易度が高い山田錦の栽培に取り組み、今ではこの地域ではなかなか出ない一等米を出せるまでのできばえだそう。

原料となる米作りだけではなく、生徒たちは高校のインターン制度を利用し、酒造りにも参加しています。もちろん未成年なのでお酒を飲むことはできませんが、生徒たちは冬の間、酒蔵に通い、麹造りから絞っての瓶詰めまで、全力で取り組んでいると言います。

「最終的には販売活動も一緒に行っています。お米をお酒にすることで、付加価値が付けられることを知り、稲作農家も十分なお金を得られる仕事だと伝えたいんです」

「古代米ってなんですか?」「アイガモ農法ではなく、アヒル農法なんですね」とお客様から話しかけられると、「地元の鎮守・五所駒瀧神社で、神主さんが兼業農家として稲作をされているんですよ」「アヒルはとても働きもので…」と答える西岡さん。穏やかな表情ながら地元愛と熱意を感じるその口調に、思わず聞き入ってしまいます。

「農!と言える酒蔵の会」の活動について西岡さんに尋ねると、「よい米をロングランで作るためにはどうしたらいいか。他のお蔵さんがそのためにどう努力しているかを知ることができるのがいいですね」と、刺激を受けている様子でした。

 

「西岡本店」の日本酒をご自宅でも楽しもう!

「農!と言える酒蔵の会」の22蔵の日本酒が組み合わせで購入できる特設オンラインショップがオープン。西岡本店のお酒がオンラインで購入できる貴重な機会です。イベント開催中の期間限定だからお見逃しなく!

◆「農!と言える酒蔵の会」特設オンラインショップはこちらから

次回の酒蔵店長

次回の酒蔵店長は、剣菱酒造。その定番酒「瑞穂」を楽しんでいた西岡さんは、「剣菱酒造さんは感動するぐらいのこだわりのあるお蔵さん。バトンタッチできて光栄です」とリスペクトをにじませました。事前に酒蔵インタビューを読んでおくと「Bar農!」をさらに楽しめますよ。10月6日(木)・10月7日(金)15:00~22:00(21:30LO)。蔵元さんにぜひ会いに来てくださいね!